平成14年12月

「地域とともに」

1.薬物除去
本年5月、倒産した協和薬品工業叶ユ地に危険物に指定される薬物が三年間も多量に放置されているとの情報がありました。地元は大きな不安に包まれてしまい、私も地域の一議員として、当該工場跡地の根底の当権者である金融機関等と個々に薬物を抜き取りの際の同意を求めに回ったり、連合自治会との看板設置、消防局や県薬務課の方々と協議、県、市、県警への協力要請、陳情、要請を行い、薬物の抜き取り、除去することができました。
一つの目標に向かって住民、企業、そして行政が一丸となって解決を導けた、地域での共存共栄への道をつける出来事でありました。
和歌山県そして和歌山市当局の皆様、ボランティアでご協力いただきた化学会社、そして薬物の運搬、処理会社の皆様、近隣の学校関係者の皆様、そして地域住民の皆様、本当にご協力ありがとうございました。


2.華岡青洲の妻の上演
本年5月、和歌山県立図書館長から、「図書館設立10周年を迎えたので、地域に開かれた図書館として何か地元の皆様といっしょにやれば」とのご提案をいただき、那賀町の劇団華岡青洲により「華岡青洲の妻」の公演をしていただくことになりました。今年度の公民館の「ふれあい学級」の行事のひとつに取り上げていただきました。
公民館、人権委員会、近隣地区、婦人会、老人会への呼びかけしましたら、約300名の皆様が上演にお集まりくださいました。皆さん涙ぐまれたり、笑いありで熱心に最後まで鑑賞いただきました。
連日県立図書館の皆様には何かとお骨折りいただきまして、本当にありがとうございました。
昨今、青少年の国語力低下、活字ばなれが指摘される中、地元にすばらしい図書館があるのですから、お子さんをもつ保護者の方々や若者世代にもぜひ利用してもらえばなぁと思います。今後とも県立図書館さんに地元地域にもさらにご協力ご理解いただけるよう、こちらからもご提案させていただきたいと思っております。