平成14年 8月<地方から日本を変える>

暑い夏、みなさんいかがお過ごしですか。

 サッカ−ワ−ルドカップでの日本の活躍、それに和歌山県でキャンプを張ってくれたデンマ−クチ−ムの我々を魅了した技とすばらしい国民性等々、ほんとうにこの一ヵ月間サッカ−で心を沸き立たせてくれました。サッカ−を愛する人だけでなく、日本人が一体感を持ちながら気持ちよく国歌をともに歌える、自発的な応援ができたのではないでしょうか。厳しい時代ですが、それだけに我々の意気を昂揚させてくれ、他国とのスポ−ツを通しての今後に期待できる友好関係が築けたのではないかと思います。単なる祭典として一過性のものとならないよう、スポ−ツ施設建設や整備が無駄な投資とならないよう、また世界の多くの国に学んでスポ−ツを生活の中に取り入れて行く努力がこれからも必要ではないでしょうか。

 デンマ−クといえば、北欧の、アンデルセン童話や人魚像で有名な、人口約530万人、広さ北海道の半分強、GDP(国内総生産)は日本より少し低い程度の経済で漁業も盛んな国、しかしそのデンマ−クに、道路と鉄道併用のグレ−トベルト・リンク(1998年開通)、スウェ−デンとの間に同じく併用のオ−レスン・リンク(2000年開通)、さらにドイツとの間に近々フェ−マルン・リンクといった長大橋を架けようという、小国ながらたくましい国家であります。この機会にぜひ和歌山県との間にデンマ−クの有力な地方と姉妹友好提携関係を結んでも非常にメリットのある、勇気づけられるものになるのではないかと思います。 

 平成14年度も県税収入117億円減の中、−4.1%の当初予算でスタ−トしました。6月議会では知事説明の中に「地方から日本を変えていく」という意気込みと、地方自身がこれまでの受身の姿勢から脱却し、国に対して積極的に施策提案を行い国政に反映させていくという姿勢を明確に示されたところが特筆されるべきであろうと思います。 私も3点にわたって県当局の姿勢を質しました!
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