近況報告

長政研レポ−ト vol.28 麗日号

朝起きて外を見ると、雨が夜中に降ったことに気づくことが多い今年の冬、やっぱり寒いですが、皆様元気でお過ごしですか。高速を走って気づきましたが、南部の梅林の開花も例年より2週間以上早いとのこと、確実に春が近くまで来ているようです。10年近く前になりますか、アトリエNAGAKOの桜井先生にお分けいただいたヒマラヤ桜も身の丈以上に成長し、今年早々初めて花をつけました。世の中いいことばかりではなく物騒なことが多い昨今ですが、今年一年に希望の光を見つけた思いです。
 今年4月から仁坂マニフェストとでも言うべき県の新長期総合計画も実行されますが、県議会の特別委員会でも議論がなされ、我々議員の意見も反映されるようになりました。2月下旬からいよいよ新年度予算を決める2月定例会が始まります。巷では受験、確定申告等々年度末何かとあわただしいですが、できるだけバタバタせずに地に足つけて一つ一つ片付けていきたいと思います。

<平成19年12月1日(土)長坂政策研究会 第5回政経懇談会>
 今回は私が東京で恩師故中西代議士の国会秘書をさせていただいていた頃からの知己で、現在TBSのみのもんたの「朝ズバッ」のコメンテ−タ−等で活躍の杉尾秀哉氏を講師として、まことに興味深いお話をいただきました。長身でハンサム、ソフトな語り口で大好評でした。懇親会でも写真、写真の連続でお食事もままならない状況でした。共通の友人の国際線キャビンアテンダントにも遠路来てもらって同窓会さながらの雰囲気になりました。以下杉尾氏の講演要旨と長坂の県政報告です。
TBSテレビ編成制作本部担当局次長兼報道局特別解説委員 杉尾秀哉氏  演題「マスコミと日本の進路、そして地方政治への提言」  今年の政治の総括を話したい。「テレビと政治について」、私が月・金曜に出ている「朝ズバッ!」という番組は朝3時に起きて4時に会社へ入る。みのもんた氏には何を聞かれるかまったく分からない。何でも振ってくる。みの氏は1日6〜7時間テレビに出ている。3時間しか寝ていない。ズバズバ言う感じが受け、目線が親しみやすいのではないか。「みのポリティックス」、すなわち「朝ズバ政局」という言葉があり、みのの番組が政治を動かしているともいえ、うまくみのは人心をつかまえた。しかしみのは「テレビの司会者」であって政治評論家ではない。テレビと政治の関係について、小泉元首相は一番よく知っていた。分かりやすい言葉で短く「ワンセンテンス」で語る。テレビは感性のメディアであることを分かっていて、スロ−ガンのつくり方がうまい。「自民党をぶっつぶす」、これで自民党はこわれたかもしれない。郵政解散選挙−これは分かりやすかった。役者「小泉」の術中にはまった。だが、小泉のせいで政治が荒っぽくなった。政治には利害調整の側面がある。相手を説得、あるいは妥協・歩み寄り、小泉はこれをせずに結論を求めた。「政治の知恵」を飛び越えた。この選挙で自民党は取りすぎた。副作用が出てきたのは安倍政治、そして参議院選での敗北だ。次に、「激動の今年を振り返って」、キ−ワ−ドの1つは「亥年は荒れる」だ。3年に一度の参議院選、4年に一度の統一地方選が重なる年でもある。1995年亥年、このとき参議院で新進党が躍進、東京では青島、大阪ではノックが知事に無党派の風を受けて当選した。今年の地方選では東国原知事の誕生、今度は農業県で無党派の風が吹いた。2番目のキ−ワ−ドは「安倍お友達内閣の挫折」だ。順調そうだったが不安を抱えてのスタ−トだった。しかし総裁選で圧勝した。みんなで支持したが、死ぬまでいっしょというほんとのお友達はいなかった。気がついたら軸になる推進役がいなかった。挫折の要因、それは登場が早すぎた、政策は上すべって、本当の友達がいなかった、そして首相の器ではなかったのだ。それに小泉総理の後は誰がなってもつらかった。3番目のキ−ワ−ドは、「豪腕小沢のプッツン」だ。小沢氏は説明をしない、言い訳もしない〜だから誤解されることが多い。去る者は追わない、それで側近がどんどんいなくなった。何を考えているか分からないし、肝心なことを言わないので取材でも困らされた。「大連立騒動」の舞台裏だが、「防衛」の守屋事件があるが、小沢氏も「防衛」には力を持っている。防衛省関係での揺さぶりをかけられていたかもしれない。「今のままの民主党はダメ、選挙に勝てない。政権へ入って、それから政権を取る」〜これは真実だと思う。最大の誤算は党の空気を読み違えていたことだ。福田首相との会談後、党へ持ち帰り、党の了解を取れると思っていた。しかし「代表のもとに一任」にならなかった。小沢氏は読み違えて、仙石氏や若手につつかれて激高したらしい。「やってられない、プッツン!」これが真相ではないか。次に「日本の政治「失われた10年」を超えて」であるが、バブル経済が崩壊し1992年に改革フォ−ラム21ができた。綱領は55年体制を変えていくということで、抜本的政治改革で小選挙区制へ、公開(オ−プン)、社会的公正の実現(フェア)、この「オ−プン」と「フェア」は当時の政治に求められていた。これは今も求められているのではないか。しかし改革フォ−ラム21は現実の政治に押しつぶされた。2大政党制はまだ実現できていない。有権者は「大連立」にノ−だった。民主党は支持率が激減すると思ったがそうでもなかった。民意も熟し始めたのではないか。解散総選挙は与野党ともに先延ばししたいのだと思う。来年(2008年)のサミット後ではないか。民主党も戦略が描ききれていない。次に「地方政治への提言」だが、今の国会、政策通も多いし、金も以前よりクリアになりつつあるが、政治家が小粒になった。安倍政治が象徴的だ。「派閥」がぶっ壊れて、人材育成システムでなくなった。2世議員ばかりだ。もっとたたき上げが欲しい。地方議員を経験した人が中央へ出てきて欲しい。私がアメリカ駐在時代、マサチュ−セッツ州議会の取材を行った。議場は子連れのお母さん、おじいさん、おばあさん、女子大生といった若い子、実に様々であってボランティア感覚でやっていた。元々「政治」はボランティア活動だ。政治がオープンかどうか?〜透明性の確保が必要だ。今こそ地方政治から永田町を変えていかなければならない。
 「まとめ」として、「オ−プン」と「フェア」な社会をつくるべきだと思う。今年は転換期だ。今の混迷は無駄ではない。間違いなく二大政党制に向かっていく。今まで地方政治に関心がなかったのに、目が向けられるようになった。地方政治に、政治を身近なところでやってもらいたい。
 長坂隆司 県政報告
 まず、国政への期待をこめて国会に対する感想だが、参議院選の民主党大勝というのは、国民が民主党を好きだというより二大政党の対極としての期待の表れだ。緊張感、競争原理の働く、政権交代可能な国政に期待したいものだ。 次に地方の生き残りをかけてお話したいと思う。和歌山県も和歌山市も大変な状況だが、そんな中皆さんに規模は小さいがある町の取り組みをご紹介したい。『離島発、生き残るための10の戦略』という本がある。島根県隠岐諸島の60km沖合。中ノ島の海士町(アマチョウ)、その昔後鳥羽上皇が流された2500人の町だ。船しか交通手段のない所で、ここの山内町長は、元NTTのサラリ−マンで今2期目、平成の大合併のときに、単独町制を選んだ。地産地消ならぬ地産地「商」課と交流促進課をつくって船が着く玄関口へおいて、絶えずお客様の求めるものを職員に肌で感じさせた。それに産業創出課をつくって、細胞を生かしたまま冷凍するCASシステムを取り入れて、生鮮魚類を島外へ売り出して、「サザエカレ−」等の名産を作り出したり、日本一の東京市場で日本一の「松坂牛」に対抗する「隠岐牛」を売り出した。また町長就任のときから、給料について町長は50%カット、職員も約30%カットしてまず徹底した「守り」から入っていった。日本一安い給料だが日本一働く職員体制をつくった。とにかく現場を自分の目で見て自ら提案して行動していくことが大事だと実感させてくれた。和歌山県においても生き残りをかけてこの姿勢を貫く必要があると思う。今年春皆様から温かいご支援をいただいて当選させていただいた後、すぐに心ある8人の同志で第2会派の「真わかやま」を結成した(20年1月9名に)。さっそく県議会にいい緊張感が生まれ、いい意味で忙しくなった。9月県議会において、本県の全国に誇る農水産物を加工して、機能性を付与して販売・流通も強化させる、しかもユ−ザ−、ス−パ−等が求めるものから逆算して、この恵まれた農水産物から加工食品をつくって売り込んでいく、これが和歌山県の手っ取り早い産業振興だ、そのために他府県のような食品加工開発センタ−や諸研究機関の集積が本県に必要だと当局に提案した。来年早々には県外の食品加工研究所視察、そして研究所の方をお招きして次のバイオフォ−ラム開催と、矢継ぎ早に打てる手は打っていきたい。11月10日〜11日に第51回全国サイクリング大会in和歌山の実行委員長を務めさせていただいて、全国から600人以上の参加者を和歌山へお呼びして観光スポ−ツイベントを行った。国県市それぞれ協力してくれてサイクリングロ−ドの整備も進んだ。サイクリングは環境にもやさしい、これからさらに県民の間でブレ−クしてくるのではないか。また、和歌山放送ラジオの「健やかな老後を送ろう」をこの10月から再開させていただいた。素人から見た高齢者の福祉現場で肌で感じたものと、上野雅巳先生の医療の立場両面から高齢者福祉における何かいいものを引き出していきたい。8年後の2巡目和歌山国体開催だが、武道場を確保する取組、そしてソフトボ−ルにおいてもグラウンドの確保を和歌山市へお願いしている。テニスについても今年の国体で4位入賞者も出てきて、和歌山市へ20面あるいは24面のコ−ト新設や、紀三井寺コ−トの夜間照明敷設要望署名活動を硬式テニスだけでなくソフトテニスとも共闘して進めている。単に国体のためだけでなく、将来に向けて地域振興、観光振興に寄与するよう取り組んでいく。さて、ゆとり教育の見直しと学力向上問題であるが、土曜授業の復活が実現できるよう、地方からも現場の声を国に届けるべくがんばっていきたい。今や日本人は勤勉だとは言えなくなっている。私の学生の頃に比べると授業内容が半減しているのだ。これを深刻に受け止めて将来の日本を背負って立てる若者の真の育成について和歌山県からも声を出していきたい。とにかく私は現場主義でやっていく。当事者の立場に立って、現在厳しい財政状況であるからこそ、自治体経営のあり方をもっと勉強していきたい。「選択と集中」といわれるが、まさに真っ先にやらねばいけないことを選択しそこに集中する、その優先順位のつけ方で政治家としての資質が問われると思う。

<平成19年11月26日(月)〜27日(火)議会運営委員会 県外視察>
 大分県議会の議会運営のあり方、広報等議会の活性化の取り組み等についての調査、また大分スポ−ツ公園、大分県立別府コンベンションセンタ−の視察に行って参りました。大分県の人口は平成17年10月現在で120万9千人、和歌山より少し大きな県ですが、平成18年には議員定数を46人から44人に減らしています。今度こそ和歌山県も定数減の真剣な論議待ったなしであります。県議会の広報については、広報委員会を議会内で作って広報誌「県議会おおいた」を年4回発行、毎議会中に各界の講師を招いての56分勉強会開催等積極的な取組に努めています。大分スポ−ツ公園内の「九州石油ド−ム」という開閉式ド−ムにはたまげました。4万人収容の「大分トリニ−タ」のホ−ムスタジアムであり、2002年ワ−ルドカップサッカ−大会の九州唯一の会場であり、2008年の大分国体のメイン会場であります。プロサッカ−チ−ムがあるということが実に大きな要素でもあり費用対効果は期待できるとのことでした。大分県立別府コンベンションセンタ−(B‐Con Plaza)は、14年前に建てられた湯煙立ち上る別府温泉郷にある西日本有数の芸能文化・国際会議場施設です。観光誘致、県外からお客様を呼び込む大きな催事を企画しています。ド−ムもコンベンションセンタ−もいずれも指定管理者制度のもとに運営されております。本県では考えられないような投資でありまして、今後の経営・運営について大いに検証されるべきものだと思います。

<テニスに関わる要望署名活動>
「和歌山市周辺へ24面のテニスコ−ト新設要望」と「紀三井寺公園テニスコ−ト夜間照明を求める要望」2つについて、県テニス協会と県ソフトテニス連盟が共闘して平成19年12月上旬より署名活動をはじめ、12月25日には県知事と和歌山市長へ両団体で陳情活動を行いました。署名の方も2月初旬段階でコ−ト新設は18000名弱、夜間照明についても16500名に迫る署名協力をいただきました。単に7年後の和歌山国体開催だけでなく、テニスによる合宿、あるいは観光振興・生涯スポ−ツ振興を図るものとして強力に推進していきたいと思っています。皆様もどうかご協力よろしくお願いいたします。

  <大浦街道が4車線から2車線へ?!>
 昨年12月初めこの噂を聞いたとき、わが耳を疑いました。歩道が狭く、ここ5年間で300件を越える歩行者・自転車・車両事故が発生しているので、まず西浜交差点から西小二里郵便局交差点の区間を、数ヶ月間でも現在の4車線を2車線として運用し、歩道部分を拡幅して社会実験をしてみようということだったのですが、沿道住民や営業店舗の方々にも知らされず、一部関係者にしか知らされていないものと知って、交通安全・道路利用者の身の安全確保の重要性は理解しつつも、当局の説明不足、説明責任を問うべく、何より現状以上の大渋滞を引き起こして産業道路としての役目も果たさないし、車の出入りへの支障、沿道の方々のご商売にも大打撃を及ぼすものだとの危機感も抱いて、私も地元沿道の方々、近隣の住民の皆様と共に協議しながら、西小二里第2地区の皆様を初めとする周辺の方々の熱心な署名活動や当局への要望活動も行って、この社会実験の延期、再検討を導くことができました。趣旨は分かるのです。皆さんやみくもに反対しているのではないのです。こんな大事なことはできる限り広く十分な説明を行って納得いただいた上で行うべき問題であります。今後地元・沿道住民はもちろんのこと、広く関係業種・道路利用者の皆様からご意見を聴取しながら検討いただきたいものです。

 <第23回和歌山バイオサイエンスフォーラム開催>
 平成20年2月1日(金)、今後の和歌山県の具体的な農産物振興のため、「食品開発研究最前線」と題して開催されました。私も総合司会をさせていただきましたが、冒頭、下林農林部長より、「これまでいい物をつくればよかった、質量日本一のものをつくってきたが、それだけでは成り立たなくなってきており、生産・加工・流通一体となった仕組みを地域自ら作っていく、そして「農」と「商工」協力して国のファンドも利用して地域産業としての展開にもっていきたい。しかし品質・食の安全も大事であり、「ブランド」づくりの努力もしていかなければならない」と明確な方向性をお示しいただきました。
 次に広島県食品工業技術センター食品加工研究部長、坂本宏司氏は講演の中で、いかに選択と集中で研究を行うか、食品はおいしくなければならないと指摘し、食べる楽しみを奪われている咀嚼・嚥下困難者用の食品開発のため、酵素を食材中に導入する含浸技術を紹介いただきました。次いで、(財)わかやま産業振興財団法人科学技術コ−ディネ−タ−、元花王且キ行役員、木村昭雄氏より、花王のブランド育成について、消費者に長く愛用されるモノ(ブランド)づくり、たとえばメリット、ビオレ、ソフィーナあるいはコンパクト洗剤「アタック」を例にあげ、「新技術・新素材は市場を変える、創る!」との信念のもと、潜在ニ−ズの顕在化を図ったとの説明があり、健康エコナやヘルシアといったライフスタイルの変化に着目した健康食品の開発と情報戦略の重要性について、さらには和歌山県の果樹産業への期待として、単に農産物振興だけでは将来展望不十分として、機能性加工食品の開発、製造業との連携一体化の必要性を説かれました。いよいよ和歌山県の農産物加工戦略の方向性が見えてきたことが実感できるフォ−ラムとなりましたし、各方面からいろんな期待も寄せていただきました。

 <秋田県、新潟県食品研究機関視察>
 平成20年2月6日(水)〜7日(木)、産別振興のため、和歌山県にも食品加工研究の核となる機関がどうしても必要との思いから、かねてより望んでおりました、食品加工研究施設視察を、近畿大学生物理工学部先端技術研究所教授三谷隆彦先生と共に行ってまいりました。1泊2日、分刻みのスケジュ−ルでした。幸い寒さも思ったほどではなかったのですが、秋田空港からのリムジンバスの中から見た雪国風景ですが、1メートルほど積もった雪を見て、冬じゅう運動場で遊べない子どもたちを不憫に思わざるを得ませんでした。新潟はさほど積もっていませんでしたが、しょっちゅう降雪に見舞われました。でも視察の成果は十分にあったと思います。いずれの県も農業県で米に代表される有数の農産物があり、単に生産技術を高めるだけでなく、早くから食品加工研究に取り組んで付加価値を高める努力を行っております。
1. 秋田県農林水産技術センタ−総合食品研究所
 元々醸造研究所であった所が平成7年4月より一般食品もやろうということで総合食品研究所になりました。スタッフが30名弱もいて、技術職も10名強と充実しており、特定保健用食品(健康強調表示を許可された食品)を取得するためのシステムづくりを行っており、企業のための開放研究室も5室あり、技術支援、研修、情報提供等実に行き届いた内容でした。
2.新潟県農業総合研究所食品研究センタ−
 昭和33年に農産物の利用加工と食品産業振興のため、新潟県食品研究所となり、平成9年4月に農業総合研究所食品研究センタ−となって食品工学科が新設されました。ここも産学官連携で3室の開放研究室があり、食品メ−カ−の方が実際に研究されておられました。どんな食品でも作れそうなくらい機械設備がそろっており、さすが1000社6300億円強の食品加工産業の集積がある県だと思いました。コシヒカリ等米作にずっと頼っていた体質から脱却し、米、大豆、あるいは渋柿等の機能性研究と技術指導を行っております。 近年アジア諸国から特許を使わせてほしい等と視察も多いそうです。
3. 新潟大学地域連携フ−ドサイエンスセンタ−
 まず大学の諸先生方の「やる気」を大いに感じました。平成16年に大学が独立法人化となり何か地域貢献、社会貢献をということで農学部が音頭をとって、工学部、そして危機感のあった歯学部、それに教育学部、最後に医学部が入って最初はバーチャルに行こうということで大学の組織の中で始まったものです。産学官のイベント開催で手持ちのシ−ズ発信からはじめようということでフェアなんかを行うと、広汎にわたるので各学部にとって新鮮な刺激となり、翌年から活動資金もいただけるようになるし、県の新潟県産業創造機構も協力してくれて企業を30社集めてくれたようです。競争的研究資金も獲得できるようになり、震災時に食品メ−カ−自体が被災したこともあって、非常食、災害食の研究も進んでおります。今後センタ−として大学の教育的なところに特化する必要から、企業の中堅社員を強化するための社会人教育も行って人材育成、そして横断的な総合的大学院を作っていこうとしています。県はもちろんのこと、政令指定都市になった新潟市とも連帯を深め、3年前からは「食と花の世界フォ−ラム」を国際会議と国際見本市と抱き合わせで開催しています。たくさんの食品企業と先述の食品研究センタ−がうまくリンクされればこれからもっと食品王国新潟県が飛躍的に発展するのではないか、そして和歌山県も大いに学ぶところがあるのではないかと痛切に感じた次第です。

<高松だより>
旧サンピア跡地について 高松からサンピアがなくなって地元住民としてさびしい限りであります。会議、宴会、宿泊はもちろんのこと、高松のみならず、近郊の方の朝夕の散歩コ−スでしたし、ゲ−トボ−ル、テニス、そしてフットサル、それにジム利用もできた市民の憩い、癒しの地でありました。厚生年金施設は黒字であろうと赤字であろうとすべて廃止という国の方針で競売にかけられて、旧和歌山大学キャンパス当時から慣れ親しんだ広場がなくなってしまいました。サンピア営業停止後、要望活動として、県にも、市にも、そして和歌山大学にも跡地利用をお願いしましたが、残念ながら不調に終わった経緯があります。
@ まず国道沿い北東側にオ−クワメッサ西高松店が建設中であります。当初24時間営業をこの閑静な住宅地で行うということで、地元高松地区連合自治会をはじめ、住民の皆様の熱意で、午後12時までの営業に短縮、夜間9時以降に警備員を配置してもらうことになっています。地上2階建て、駐車場160台、開店は4月末予定です。地元の安全、平穏、そして風紀が保たれるよう、チェックを怠らないようにしたいものです。
A 跡地の西半分には積水ハウス鰍フ戸建住宅地「コモンステ−ジ高松」が造成中であります。60戸足らずの住宅群ができます。造成工事は今春完了の予定です。
B 国道沿い南東側には長谷工コ−ポレ−ションの15階建てマンション(197戸)が建設予定です。新法施行で建築確認がおくれて今年1月にようやくおりたということで、早ければ今2月にも旧和歌山大学当時の残骸等(あれば)地中障害除去工事に入り、建物の工事開始が3月にも予定されているそうです。騒音、振動、ほこり、電波障害そして工事車両の通行等、日常の住民の生活に支障をきたさぬよう、周辺地元住民の皆様への納得いく説明を責任を持って行っていただきたいものです。

<編集を終って>
 去る2月2日(土)白浜町立総合体育館でマナ−キッズテニス教室が県教育委員会等の後援をいただき、近畿体育指導員の皆様にもお手伝いいただいて、地元の幼稚園児、小学校児童約60名の参加のもと明るい和やかな雰囲気の中で行われました。私も県テニス協会の皆様とともに参加いたしました。子どもたちにテニスの楽しさを知ってもらって将来の世界的な選手誕生を期待して、またテニスの裾野を広げるべく、同時に礼儀マナ−を習得させてスポ−ツマンシップを醸成するためのプロジェクトで、和歌山県は全国一の取組を数年前から行っています。日本テニス協会本教室ディレクタ−田中日出男先生、小笠原礼法の鈴木万亀子総師範、それになつかしの元デ杯選手白戸仁氏も熱心にご指導いただきました。白戸氏は私が大学生の頃同じ大学の日本有数の選手でした。私は大学の授業でテニスを選択した時早稲田のテニスコ−トで彼らテニス部の選手にお手合わせしてもらったことがあります。非常に懐かしい思いもしましたし、ぜひ参加してくれた子どもたちから世界に進展するプレ−ヤ−が出てきてほしいものです。そのためにも子どもたち、もっと元気出そうぜ、声出そうぜ!(長)
「健やかな老後をおくろう」
WBS和歌山放送ラジオ出演中 
毎日曜日午後5時50分〜6時好評放送中!


@山梨県北杜市の県立フラワーセンターにて A山梨県議会にて、行財政改革の取組について伺う B歌えや踊れやの大はしゃぎ Cスリッパリレ−で迷惑をかける長坂たかし D平成20年1月4日 西武ライオンズ西口文也投手を囲んで E平成19年10月1日 ご近所の愛徳医療福祉センタ−北棟待望の竣工式にて F→G平成19年12月 南田井ノ瀬橋歩道の凸凹をきれいに舗装いただく

F→G平成19年12月 南田井ノ瀬橋歩道の凸凹をきれいに舗装いただく H→I平成19年12月 長年の悲願、海南市黒江の名手酒造横、県道船戸海南線が対向OKに!私もお手伝い H→I平成19年12月 長年の悲願、海南市黒江の名手酒造横、県道船戸海南線が対向OKに!私もお手伝い J→K県道岩出海南線脇(井ノ口地内)、自転車・歩行者の安全確保のための改修進む! J→K県道岩出海南線脇(井ノ口地内)、自転車・歩行者の安全確保のための改修進む! L長身でソフトな語り口で大好評! M長坂たかしも調子に乗って語ります

                                                                                                                                                                                                  
N杉尾氏とごきげん2ショット! O太め残りの長坂たかしのフォアハンドストロ−ク P試合終了後老若男女入り乱れてポ−ズ、多数の参加で盛り上がる Q平成20年2月2日 白浜町にてマナ−キッズテニス教室 R平成20年2月1日 第23回和歌山バイオサイエンスフォ−ラムにて S平成20年1月6日 恒例の三社参り初詣サイクリングにてご挨拶 21.B‐Con Plaza内コンベンションホ−ル
22.B‐Con Plaza内フィルハ−モニアホ−ル 23.九州石油ド−ムの偉容 24.雪が降り積もった秋田県総合食品研究所 25.機械装置いっぱいの研究室 26.たくさんの蔵書がある図書室 27.雪が降りしきる新潟県食品研究センタ− 28.食品加工実地研究中の様子